こんにちは。nanaです。
妊娠が分かったとき、出産後も仕事を続けることを考えると、産休・育休の取得や仕事の引き継ぎ、妊娠中の働き方について職場と相談する必要がありますよね。
私は今働いている会社に初の女性エンジニアとして入社したため、女性エンジニアが産休を取得した前例はもちろんありませんでしたし、だれにも相談することができませんでした。
どのタイミングで、どのように相談したらいいか、非常に悩みました。
結果的には、今働いている会社での女性エンジニアの産休・育休取得の第一号として、職場の理解を得て働き方を見直してもらい、スムーズに産休・育休に入ることができました。
職場へ妊娠を伝える際に私が悩んだことと、その解決策について紹介します。
妊娠を職場へ伝えるタイミング
妊娠初期の体調と仕事の内容によって、妊娠初期に伝える場合と、安定期に入ってから伝える場合の2通りが考えられます。
妊娠初期に伝える場合
妊娠初期にはつわりなどによる体調の変化が起こり、普段通りに仕事を続けることが難しい場合があります。母子の健康が第一ですので、職場に早めに相談して無理のない範囲で働くことができる解決策を見つけることが大切です。
私の場合、妊娠初期からつわりのために電車酔いがひどく、毎朝の通勤が困難でした。また、仕事柄、プラントを頻繁に訪問しますが、足元が悪かったり、高所だったり決して安全な環境とはいえない現場も多いです。
このため、私は、妊娠初期から職場に今後の働き方について相談することになりました。
安定期に入ってから伝える場合
妊娠初期には流産の可能性もあり、安定期に入るまでは周囲の人に妊娠を伝えたくないと考える方もいると思います。
妊娠初期に多少体調の変化があっても普段通りに仕事を続けられる職種や、時差出勤・テレワークなどを利用してその日の体調に合わせて無理なく働ける環境であれば、安定期に入ってから妊娠を職場に伝えても問題ないのではないでしょうか。
どのように妊娠を伝えるか
妊娠を会社に伝えるタイミングを決心しても、誰に・どんなことを伝えたらいいのか悩まされますよね。
私が実際に会社へどのように妊娠を伝えたか、内容や気を付けたことを紹介します。
まずは直属の上司に相談を
私の場合は、まず、自分の仕事をマネジメントしている上司に妊娠を伝え、今後の働き方について相談しました。
この時、私は妊娠3か月目で、つわりで体調がよくない日が続いていました。また、受診していた医療機関の医師より長距離の移動を避けるよう指示が出ていました。
相談の結果、
- 通勤ラッシュ時の満員電車を避けるため当面の時差出勤
- 医師からの指示に従い長距離出張の停止
- 安全面に配慮し、現場(プラント)への出張の停止
が決まりました。
担当案件の引継ぎについてもすぐに検討いただき、所属部署の他のメンバーには全ての段取りが決まった後に妊娠を報告したので、とてもスムーズに受け入れていただくことができました。
(仲良しの庶務さんや、ずっと一緒に仕事をしてきた先輩には、「所属部署の他のメンバーに伝えるまで内緒にしてください。」とお願いして、個人的に少し早めに報告しました。)
上司に相談する際には、相談内容がプライベートな内容であることを伝えておくと、会議室などプライバシーの守られる環境で話すことができると思います。
どんなことを伝えるか
自分の体調を一番理解しているのは自分なので、困っていること・不安なことを正直に相談できるといいと思います。また、医師から指示を受けている場合は、それも併せて伝えて、妊娠中の働き方を自分の体調に合わせていくことが大切です。
私のように妊娠中の女性が働いた経験のない職場では、相談を受けた上司も解決策を見つけられない可能性もあります。
困っていること・不安なことを相談するのと同時に、自分なりの解決策も提案することで「こういう働き方に変えてほしい」という意思が伝わりやすいと思います。
私の場合、満員電車での乗り物酔いがひどく、原因は通勤ラッシュ時の混雑と、女性もののお化粧品?香水?の匂いでした。そこで通勤ラッシュを避ける時差出勤をさせてもらえないかと相談し、上司から総務に掛け合っていただいて実現しました。
妊娠を伝える際には、担当業務の引継ぎや、産休・育休の社内手続きに関わること
- 出産予定日
- 出産後、職場に復帰する意思
- 育休取得予定の有無
などは、答えを予め用意しておくとスムーズに話ができると思います。
さいごに
ここまで、職場への妊娠の伝え方を書いてきました。
さいごになってしまいましたが、もし読んでくださっている方に妊娠中の方がいれば、「おめでとうございます」をお伝えしたいです。
職場に妊娠を伝えた際、妊娠に対してお祝いする気持ちより、職場から一人抜けて忙しくなることへの不快感を露骨に示されることもあると思います。
そういう場合は、職場の上司や先輩は親族や友人ではないと割り切りきってください。
(悲しい思いをされた方には、私から精一杯「おめでとう」の気持ちを送らせていただきます!)
妊婦さんが職場の理解を得て無理なく働くために、私の実体験が少しでもお役に立てばうれしいです。
以上、産休・育休の前例がない場合の会社へ妊娠報告について、実体験を交えてのお話でした。 nana